プント・ナスカはケーナ奏者マルセロ・ペーニャのプロデュースしました。チャランゴのサウル・カジェーハス、サンポーニャのフェルナンド・ヒメネスやカルロス・ポンセなどラパスの実力派が集まりました。土臭いフォルクローレとはひと味違った都会的なサウンドになっています。BGMにおすすめです。
インカパチャは、日本ではまだそれほど知られていないグループですね。サウンドの根底にゆったりした流れがあって、ほとんどの曲がアンデスの高地をおもわせる響きです。サンポーニャがメインですが、ケーナの旋律もきれいですよ。歌のハーモニーも洗練されています。全20曲収録。
タイトルのワカワカをはじめ、ボリビアの伝承曲ばかりを集めたインストロメンタルのCD。昔懐かしの土臭いサウンドが魅力です。
チャランゴとカラティンヤによる伴奏と女性の歌というシンプルな構成ながら、聴きごたえのある一枚。今やドラムセットやエレキベースが主流になってきたボリビア・フォルクローレのなかで、こういう音づくりを聴くとホッとしますね。